「病院食は、味気ないから」と、好みの調味料やおかずを持っていってあげようと、考える方がいらっしゃいます。
確かに、病気を治す為とはいえ、病院食は量が少なく味も薄い満足感に欠ける食事と感じている患者さんは多いです。
ですからそういった時に、、好みの調味料があると少しは食べやすくなることでしょう。
しかし、そのことがきっかけで逆に体調を崩してしまう場合がある為に注意が必要です。
このページでは、手作りおかずやお惣菜を持ち込む時に考えられるデメリットと、効果的な選び方のポイントについてご紹介します。
季節も暖かくなり、活気溢れる時期。
食欲も増して色々なものを食べたくなる
Contents
そもそも、食べ物のお見舞いギフトは喜ばれる?
体調が良く、食欲もあり、なおかつ食事制限がない患者さんにとって食べ物のお見舞いギフトは喜ばれます。
患者さんの中には、体調がいい期間の入院生活は“することのない時間との戦い”という方もいらっしゃるくらいです。
3食の食事時間や小腹が空いた時に食べるおやつの時間は、“楽しむ時間”にも繋がります。
なので、そういう方にあてた食べ物のギフトなら食べ物のお見舞いギフトはオススメです。
反対に、食事制限がある患者さんにとって食べ物のお見舞いギフトは喜ばれません。
食べたい気持ちがあるのに、食べることができない。
これは、経験者にしかわからない辛い気持ちです。
お見舞いギフトに食べ物を選ぶ際は、まず相手がどのような状態かを把握しましょう。
お惣菜や手作りおかずを持ち込む際のデメリット
看護師さんやお医者さんが知らない、食べ物の持ち込みは治療に影響を及ぼす可能性があります。
病院食は塩分などコントールされていますから、それだけも治療のひとつと考えることができます。
また、衛生面から見ても懸念があります。
調味料は賞味期限が長いものが多いですが、お惣菜は菌の繁殖が早く痛みやすいものが多いです。
「匂いを嗅いで悪くなているかどうかを確かめる」という方もいらっしゃいますが、免疫力や体力が落ちている方は健康な方より何倍も菌に感染しやすくなっています。
手作りのおかずは、もっと注意が必要です。
どんな環境で作ったかもわからない食べ物を、懸念なく食べられるでしょうか?
また、お互いの関係性も重視すべき点です。
中には、「手作りの食べ物をもらった、気持ちが悪い」と嫌悪感を抱いてしまった方も結構いらっしゃいます。
こちら側にそんな気がなくても、関係性が薄いとそういった気持ちを抱かせる原因になりますから注意が必要です。
では、手作りおかずやお惣菜を持ち込む時にはどんなことに注意を払ったらいいのでしょうか。
手作りおかず、効果的な選び方のポイント
先ほどもお話した通り、手作りをするならばまずは相手との関係を見ることが大切です。
家族関係や、それくらい付き合いのある者同士なら、手作りも信頼して受け取ることができますね。
作る際は、とにかく衛生面と素材の新鮮さに注意をしましょう。
そしてできるだけ、食べきりが出来る量と常温でも保存が出来るようなものを考えるといいです。
お惣菜、効果的な選び方のポイント
選び方のポイント
- 調味料は小包装されているタイプを選ぶ
- スーパーなどお惣菜陳列棚に並んでいるタイプは選ばない
- 衛生管理された出来立ての食べ物はすぐに持っていく
- ナマモノは選ばない
小包装されているタイプを選ぶ
これは、どの食べ物にも該当するポイントです。
小包装されていれば、食べきりができるので余った分の衛生が保たれます。
そして食べきりができることは、食べてみようかなと思うきっかけにも繋がります。
例えば、ふりかけ・のり佃煮などは病院食でもついてきます。
病院では出ないような、ちょっと高級で美味しそうなふりかけなど選ぶと喜ばれますよ。
スーパーなどお惣菜陳列棚に並んでいるタイプは選ばない
陳列棚に並んでいる食べ物は、衛生的にアウトと考えてください。
多くの人が行き交う外気に触れ、菌だけではなくホコリなどの付着も考えられます。
ホコリにはカビ菌がいる可能性があります。
また、揚げ物は油が酸化しています。
健康な人にとったら美味しくいただけるおかずでも、患者さんにはオススメできない食べ物です。
衛生面が管理されたお惣菜屋さんで、出来立てをできれば真空できるパックに保存しすぐに持っていくようにしましょう。
衛生管理された出来立ての食べ物はすぐに持っていく
出来立てだからといって過信してはダメです。
衛生管理が行き届いたお弁当屋さんやお惣菜屋さんで作ってもらったとしても、例外なく菌はそれぞれの適温で繁殖し始めます。
相手に食べて欲しいと思うなら、出来立てをすぐに持っていくことが重要です。
また、自分自身の手洗いや清潔に心がで、できるだけ食べ物が外気に触れないようにしましょう。
生物は選ばない洋菓子など
ナマモノは基本的にNGだと考えましょう。
洋菓子なども足が早いので注意が必要ですね。
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さいごに
お惣菜や、手作りの食べ物は、菌の繁殖や感染症などの観点からみて最新の注意が必要です。
まずは看護師さんやお医者さんに相談してから持参することをオススメします。
また、こちらのページに記載してある内容は個人の調べと経験談に基づいてご紹介しています。
あくまでもご参考までに読んでください。
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