最近では、ペットも家族の一員とされ大切にされていますね。
中でもお子さんいない方・子育てを終えた年配の方は、我が子同然にように愛情を注いでいる方が大勢いらっしゃいます。
ペットの面会については、どこの病院も許可を出していないことが事実です。
(e-omimai調べ)
では、ペットとの面会はどのようにしたら実現するのでしょうか?
ペットとの面会は不可能である
今の日本において、病院内でのペットとの面会は不可能です。
(e-omimai調べ)
それには、動物が病原体を持っているという理由があります。
ペットは感染源になりうる
最近では、自宅でペットを飼っている人が多いですね。
抵抗力の弱い人、例えばガン患者さんや術後まもない患者さんが自宅へ戻る際には、ペットについての指導を受けます。
それは、ペットが様々な病原体を持ち合わせているからです。
動物園の像がMARSに感染し、飼育員数名にMARSが伝播したという事件が米国でありました。MARSは健康な人ではなんら症状を呈さない病原体ですが、抵抗力に低下している人では様々な合併症を呈します。
犬や猫がMARSを飼い主に伝播させたという報告も数多くあります。
引用書籍:抵抗力に低下している人を感染から守る本
犬よりも猫の方が病原体を多く持ち、爬虫類にもサルモネラ菌やカンピロバクターなどの病原体があります。
これは、定期検診や予防接種をしている動物だから大丈夫ということではないので注意が必要です。
面会ができる動物
動物の面会は基本的には不可能ですが、次のような動物であれば可能な範囲もあります。
- 盲導犬・聴導犬・介助犬
- セラピー動物
だた、どの病院・病棟・病室でも可能という訳ではありませんので注意が必要です。
まとめ
よく、海外の病院でペットが面会に来たというニュースを目にします。
病院の粋な計らいに、とても胸を打たれます。
ペットを家族同様に愛している患者さんにとってはとても辛いことですが命を守る上では大切なことです。
患者さんがペットに面会したいと希望した場合は、先生に相談してみることをオススメします。
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◾️参考文献◾️
- 抵抗力の低回している人を感染から守る本(ヴァンメディカル)
- 日常生活における感染予防ガイド(日本医学館)
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