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【〜300ページ】入院中にオススメの小説3冊

入院中の暇つぶしアイテムとして人気のある「読書」。
お見舞いに持って行こうと思っても、普段読書をしない人は、何を選んだら良いのかちんぷんかんぷんですよね。
そんなあなたのために、
患者さんがオススメする本や、読書好きが患者さん目線で選ぶオススメな本をご紹介する第一弾。

初心者でもおすすめなページ数ネームバリュー読みやすさから厳選しました!
本が苦手という方は、本の大きさや厚みでうんざりしがちですよね。
今回ご紹介する小説は、〜300ページなので手に取った時の重圧さが少ない!

読み始めるきっかけに繋がりやすいのではないでしょうか。

イニシエーションラブ

作者 乾くるみ
出版社 文春文庫
ページ数 260ページ

本の帯 キャッチコピー・推薦文
「必ず2回読みたくなる小説」

  • 第58回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門候補作
  • 2005年版の本格ミステリ・ベスト10で第6位
  • 2015年1月現在、売上は130万部を超えるミリオンセラーとなっている。

物語は、1986年から1987年頃の旧静岡市が舞台となっています。
40~60代の方が読むと、作中に出てくるワードセンスや流れの描写から当時の場面や雰囲気を鮮明に思い出すことができるでしょう。
甘酸っぱい思い出、イタイ思い出など、胸をキュンキュンさせながら、時間を忘れて物語の中に入って行けるような感覚があります。
懐かしみながら読み進められるのではないでしょうか。

内容は、恋愛ものではあるものの、ミステリー要素が含まれているために、恋愛ものが苦手という方にもおすすめできます。
※実際に私がそうでした。

冒頭でも引用させれいただきましたが、「最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する」というキャッチコピーがありますが、その通りです。
ネットでこの本を評価している方のほとんどが、この大どんでん返しが面白いとお話されています。
※個人的にネットで評価をみていました。

私も、この最後の文章で本当に「ハッ!」としたのを覚えています。
この「ハッ!」が中毒になりミステリー小説はやめられません(笑)

ミステリー小説には珍しく、ページ数が272と少ないため、本に厚みを感じにくいことも特徴です。
また、映画化され一躍有名になったことでネームバリューもかなりあります。

素人が見てもこの大どんでん返しは、必ず面白いと感じてくれるはず!
もう1度ページを開くこと間違いなしです。
どんな方にもオススメできる1冊です。

イン・ザ・プール

著者 奥田英朗
出版社 文春文庫
ページ数 272P

本の帯 キャッチコピー・推薦文
こいつ、本当に医者か?

  • 第131回直木三十五賞「空中ブランコ」

代表作である精神科医・伊良部シリーズの第1段。
主人公である伊良部一郎は、伊良部総合病院の精神科医です。
彼の凄まじく破天荒でむちゃくちゃな治療法振りが、読んでいる私たちを惹きつけてくれる魅力です。
※空中ブランコ(2作目) 町長選挙(3作目)

注射フェチを描く描写、患者さんとの喧嘩、治療過程ではクスッと笑ってしまう場面もたくさんあります。

とんでもない精神科医で、マザコンにファザコン。
だけど、お父さんが伊良部総合病院院長の他に、全日本医師会理事長や、病院の系列校である大井女学院の理事長、伊良部ホールディングスのCEOなどを務めているのでなんでも許されちゃうっていうボンボン。

そんな彼でも、悩める患者さんとのやりとりの中で感じることのできる、彼の素直さに、自然と心が穏やかになっていくのが不思議です。
精神科医としてのあり方と、人間が持つ本来の優しさ的な部分のギャップに、素晴らしいと言える作品ではないでしょうか。

現代に起きがちな“精神疾患に悩む患者”さんと精神科医 伊良部一郎が繰り広げる物語は、ジェットコースターのよう。
1話完結という短編ストーリーも読みやすいポイントです。
※「イン・ザ・プール」「勃ちっ放し」「コンパニオン」「フレンズ」「いてもたっても」の5作品が収録。
何も考えずに読み進めることができるので、初心者にもおすすめです。

読んでいるうちに、きっと心がスッと穏やかになることを感じられる1冊です。
患者さんのご家族にもぜひ。

夜市

著者 恒川光太郎
出版社 角川ホラー文庫
ページ数 224P

本の帯 キャッチコピー・推薦文
怖さだけでなく、哀しみをたたえた傑作。第12回日本ホラー小説大賞受賞作

  • 第12回日本ホラー小説大賞受賞作

ホラー小説ですが、そこまで怖くありません。
※あくまで個人的な感想です(汗)

この夜市には、「夜市」と「風の古道」という2作品が収録されています。
どちらにもファンタスティックな幻想風景が描かれており、その作風は場面を想像させる繊細な描写の書き方が特徴的です。
読まれた方はみなさん、ホラーというカテゴリであることに驚き、その世界観に惹きつけれられる方が多く、日常とかけ離れた世界感に堪能されていました。

夜市は、何でも売っている不思議な市場「夜市」に、幼いころ弟と迷い込んでしまう物語。
そこで、主人公は、夜市を出るために弟と引き換えに「何かひとつ」を購入します。
風の古道は、幼いころ迷い込んでしまった異界で、この世のものではないものと旅をする物語。
途中で様々な出来事に出会いながら、その世界で成長していく様子が描かれています。

読みながら、その物語の世界と今の世界を照らし合わせている人がいるはずです(笑)
ふと窓の外や脇道を見たり、風の流れやあらゆるものの動きを敏感に捉えていると思います。
どちらもラストは、ちょっと切ないところがポイントで、なんだかホラーなのに心が熱くなるのはなんでだろう…。

また言いますが(笑)
ホラーと言ってもリングとか呪怨とが、そのような背筋も凍る恐怖はありません。
SFのような?
ジブリのような?
映像として見てみたくなる作品です。

今回のオススメポイント

  • 〜300ページとページ数が少ない
  • ネームバリューがある
  • 短編は区切りやすい
  • 他のサイトでも評価が高い
  • 読み終わった後、話題に花が咲く

本は、壁が高いと感じる方が多く嫌煙されがちです。
しかし、入院中の暇つぶしには読書は最適な暇つぶしのひとつです。
初心者でも読みやすい本を、あなたからまず読んでオススメするのも、共通の話題ができて楽しみがもてるはずです。
同じ話ができることは、患者さんにとっても嬉しいことですよ。

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