【金額・氏名・住所】お見舞い時、ご祝儀袋の書き方

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いざご祝儀袋を目の前にすると、どこに何を何て書いたらいいか分からないことありますよね。

 

氏名・住所の書き方

ご祝儀袋は、『どこに何をどんな風に記載するか』、が決まっています。

毛筆か、筆ペンかフェルトペンを選ぶ

ご祝儀袋の名前を書く際に、ボールペンや万年筆などでの記載は、マナー違反です。

毛筆や筆ペンが一番望ましく、それらが無い場合は細すぎないフェルトペンを用います。

これは、お葬式に用いる不祝儀袋の場合も同じだよ。

 

色は濃墨ではっきりと書く

文字を書く時、墨の濃さは慶事と弔事で違うことをご存知ですか?

  • 慶事用は濃墨
  • 弔事用は薄墨
  • 香典は薄墨

お見舞いの際には、濃墨(普通の黒)ではっきりと書きます。

薄墨と濃墨

お葬式などの弔辞や香典には薄墨(墨が薄く灰色がかっている)を使用します。
薄墨を使う理由としては、「急な訃報を聞いて墨をする時間もなかった」「悲しみから涙で墨が滲んだ」という2つの意味が込められています。
先人たちは墨をすって文字を書いていたので、その風習が今でも残っているのです。

お見舞いは喜ばしい事ではないけれど、病気が良くなるという事を祈って紅白のご祝儀袋を使うよ。どんなに危篤でも間違っても白黒のご祝儀袋を使ってはダメだよ!
もちろん、名前を書く際も、薄墨じゃなくて濃くはっきりと書くよ。

 

表包みの書き方

正式なご祝儀袋は、表包みと中袋の2点で別れています。

表書き

表書きとは、贈る目的のことでその目的を記入します。

水引より上段・中央部に記載します。

お見舞いの場合は、

  • 御見舞
  • 御見舞
  • お見舞
  • お見舞

と、記載します。

記入する際に注意することは、4文字でおさめないこと。

これは、死文字(四)を表し「縁起が悪い」と言われているからです。

表書きの種類
目的は、冠婚葬祭によって変わって来ます。
お祝い・寿・祝御昇進・祝還暦・祝発表会・災害御見舞・祈御全快・寸志・御仏前・・・などなど。
相手や自分の気持ちに合わせて誠意と真心が伝わるように記載することがポイントです。
表書きを書かずに渡すのは、ダメだよ!

 

中袋の書き方(氏名・住所)

中袋の表には、金額裏には贈り主の氏名と住所を記載します。

この時の注意点は、金額を記載する際は、旧字を用います。

一 → 壱(壹でも◯)
ニ → 弐
三 → 参
五 → 伍(五でも◯)
七 → 七
八 → 八
十 → 拾
万 → 萬
円 → 圓(円でも◯)

略式数字を用いてもマナー違反にはなりませんが、気をつけるとより丁寧です。

中袋は、わざわざノリで止める必要はありませんが、付いている場合は使用します。

 

表包みと中袋が別れていない場合

たまに表包みと中袋が別れておらず、1枚封筒のご祝儀袋があります。

その場合は、表に表書きと氏名を記入し裏に住所や金額を記入します。

恥ずかしい様であれば、現金を白紙で包んで表包みに納めても大丈夫です。その際は、白紙の表に金額を書きます。

最近では、金額や住所を書かずに表書きのみ記載して渡す人が多いね。それは気の知れた仲間内だからこそ可能なことで形式的に渡す場合はマナー違反になるので注意が必要だよ。
自分の住所や名前を書く必要性としては、お見舞いをもらった側はお見舞い返し(快気祝い)を贈る文化があるので送り先を知らないと困ってしまうよ。

 

相手が目上・上司の場合の書き方

お見舞い金を渡す相手が自分よりも目上や上司だった場合、以下のような理由から現金のお見舞いが失礼に当たる場合があります。

  • お金を贈る行為が、お金に困っていると受け取られてしまう可能性
  • 目上の人に対してのお見舞いは、見舞う自分が優位に立ってしまうと受け取られる可能性

そんな時にはお見舞いではなく、

  • お伺
  • お伺い
  • 御伺
  • 御伺い

「おうかがい」という言葉を選ぶと、マナー違反を避けることが出来ます。

お伺いは、お中元やお歳暮の際の表書きとしても記載することが出来るので覚えておくと便利だよ!

相手が入院している場合のお中元の選び方

 

連名の場合の書き方

夫婦・会社など連名で出す機会は多くありますよね。

そんな時には向かって右側に目上の人が来る様に記載していきます。

【夫婦の場合】

夫の名前が中央に来る様に記載します。

妻の名前は、夫の左側に記載します。その際、苗字は省きます。

 

【3人まで・上下関係あり・連名の場合】

一番目上の人が、右に来るように記載します。

(左に行くにつれ、身分の低い人になるように)

 

【3人まで・上下関係なし・連名の場合】

友人同士で贈る場合、3人までなら横並びで名前を記載しても大丈夫です。

 

【連名で代表者氏名のみ記載の場合】

3人以上の合同になる場合は、代表者の氏名だけ記載し、その左側に「外一同」と記載します。

「外一同」の方の氏名は別紙に記載して中袋と同封します。

別紙に記載する場合も、右側から目上の人の名前が来る様にします。

 

【会社などで贈る場合】

まずは代表者氏名が中央に来る様に記載します。

向かって右側に会社名を、名前より小さめに記載します。

代表者に肩書きがある場合は、氏名の上に肩書きが来る様に記載します。

文字数・行数が多くなる場合が多いのでバランスよく記載することがポイントです。

 

まとめ

  • 御祝儀袋に記載する際は、濃くはっきり
  • 御祝儀袋の表書きは「御見舞」
  • 目上に贈る場合は「御伺」
  • 御祝儀袋の下段には贈り主の氏名
  • 中袋の表には旧字で金額
  • 中袋の裏には贈り主の氏名と住所
  • 連盟や会社の場合は、それぞれの書き方がある

御祝儀袋には、細かな気配りが施されています。

贈る相手への気配り、贈る者の立場や真心。

御祝儀袋を見るだけで、相手のことを知ることが出来ます。

包むという行為は、日本人ならではの手間のかけ方です。

正しいマナーを知って、気持ちよくお見舞いに行きましょう。

 

◾参考文献◾

  • こんなときどうする?冠婚葬祭 伊勢丹の最新儀式110番(誠文堂新光社)
  • きちんと知っておきたい おつきあいのマナー新辞典 (朝日新聞出版)
  • 小笠原流礼法入門 見て学ぶ日本人のふるまい(淡交社)

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