お見舞いの機会は突然訪れるものです。
そしてお見舞いに行く際は必ずといっていいほど持参するお見舞い金は、ご祝儀袋に入れて贈ることがマナーです。
このページでは、以下の内容に付いてご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
御祝儀袋とは?
お見舞金はご祝儀袋に入れて贈ることがマナー
病気見舞いでは御祝儀袋を使う
御祝儀袋がない時は
病状が悪い時は
ご祝儀袋とは?
冠婚葬祭の場において、お金を贈る際に包むもの。いわゆる金封のことを指します。
金封、熨斗袋、香典袋などという呼び方もあります。
御祝儀には他に、結婚や出産、引越しや餞別などがあります。
逆に不祝儀といって、災害見舞い病気見舞い、法事などがあります。
お見舞金はご祝儀袋に入れて贈ることがマナー
病気や怪我のお見舞金は、御祝儀袋に包んで相手へ贈ることがマナーです。
現金や品物や手紙など、様々な物を、その都度、紙で包んで相手へ贈ることは、日本人特有の気持ちの示し方です。
紙を重ね、熨斗を飾り、水引を引くことで、より相手を気遣うことを表現しています。
病気見舞いでは御祝儀袋を使う
病気や怪我のお見舞いでは、慶事用の御祝儀袋すなわち、「紅白の水引」で「鮑結びか結び切りの水引」があしらわれている「金封」を使います。
「病気なのに、紅白?」
と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これにはちゃんと理由があります。
この時の紅白には“病気の回復を願う”という“前向きな気持ち”が込められています。
どんなに相手の容体が悪くても、白黒・白銀・白黄などの袋は使用してはいけません。
御祝儀袋がない時は
現金を裸で渡すことがないようにするために、やはり何かに包むことが大切です。
会社用封筒や茶封筒でも、現金を裸で渡すよりはマシでしょう。
コピー用紙や折り紙で、御祝儀袋を折ることができます。
そのように対応することが心がけですね。
病状が悪い場合は
相手の病気が重かったり、容体がかなり悪かったり、死期が近いという場合があります。
そのような場合は、まずお見舞い金を持参せずに駆けつけましょう。
まとめ
形式的な場面において、現金を相手に渡す際、裸の渡すことはマナー違反です。
祝儀袋・不祝儀袋などを使用し、無ければ何かしら用意立てを行いましょう。
御祝儀袋は、その上から袱紗に包むこともマナーとなっています。
◾︎◾︎参考文献◾︎◾︎
こんなときどうする?冠婚葬祭 伊勢丹の最新儀式110番(誠文堂新光社)
早引き図鑑 知りたいことがすぐ引ける冠婚葬祭とマナー大辞典(成美堂出版)
あなたの人生を変える日本のお作法(自由国民社)