お年寄りや施設入所されている高齢者にはどんな物は喜ばれるのでしょうか?
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入院中のお祝いで避けた方がいい贈り物
病院や施設では、持ち込みできない物や避けた方がいい物があります。
- 生花
- 生の食べ物
- 匂いが強いもの
これらは敬老の日やお祝いギフトに限らず、お見舞いギフトとして避けた方がいい物です。
実用性があるもの
高齢になるにつれて、寝たきりになったり認知症になったり、大好きだった趣味グッズを贈っても興味を示してもらえないかもしれません。
そんな時には、実用的な物を贈るのもひとつです。
自分では買わないけれど、あったら便利だなというものがありますよね。
消耗品
消耗品は日々の生活において、常に必要で、確実に使うものです。
贈り物として選ぶなら、普段選ばないような、ワンランク上の上質さを求めてみましょう。
毎日使うものだからこそ、高品質なものは、本人だけでなく、使う方(介護する家族やスタッフ)の楽しみにも繋がります。
お手紙や写真
あなたの気持ちをお手紙にしたためましょう。
普段、なかなか口では伝えられない気持ちは、手紙にするとスムーズに伝えることができます。
そしてその気持ちは文字を通して相手にしっかりと伝わります。
日々の感謝の言葉、病気への励ましの言葉、これからの勇気づけの言葉など、おじいちゃんおばあちゃんにとって『孫』は本当に可愛く大切な存在です。
きっと喜んでくれるし、もしかしたらお金のかかった贈り物よりも喜んでくれるかも知れません。
写真を同封するのもひとつです。
スマホやパソコンを使えない方にとって、写真は最近のあなたを知るかけがえの無い方法です。
1文でもいいです。
おじいちゃんおばあちゃんにお手紙を書いてみてはどうでしょうか。
お年寄りにオススメのギフト16選
コーヒーメーカー
自宅でコーヒーメーカーを使用するたびに、登録した家族の元へ通知が行くような設定をすることができます。
独居されているお年寄りがの生存確認ができるメリットがあります。
施設や病院に設置することは難しいですが、在宅療養やホスピス施設ではおくことが可能かも知れません。
贈りたいおじいちゃんおばあちゃんがそんなにコーヒーを飲めなくても看病や介護しているご家族にコーヒー好きがいたら喜ばれますね。
襟巻きやマフラー
お年寄りは冷えを嫌います。
敬老の日あたりは残暑が続いている時期。体感温度が暑くても冷房を入れずに熱中症になるお年寄りが多くいらっしゃいます。
あなたのおじいちゃんおばあちゃんはどうでしょうか?
普段から「冷える」と言っていませんか?夏でも扇風機やうちわだけで過ごしていませんか?
入院や施設へ入所している場合は、空調が整っているので熱中症の危険はありません。
しかし、逆に室内の温度調整が難しい場合があります。
私たちが涼しいと感じる室内でも、「寒い」と体をさすっている様子が目に浮かびます。特に女性は冷えやすく若い女性でもオフィスでは同じような悩みを抱えています。
そんな時は、首や肩をの冷えを防いでくれる襟巻きやマフラーがオススメです。
首にサッと襟巻きをしていることで、暖かさを感じ冷えから守ってくれます。
ひざ掛け
襟巻きやマフラー同様、肌寒さを防ぐにはひざ掛けもオススメです。
高齢になると女性だけでなく、男性も冷えを感じるようになります。
特に “底冷え” 足からくる冷えは膝や腰などの関節痛を誘発します。
また、運動量の少ないお年寄りは下半身が冷えやすく、お年寄りが集う憩いの場やデイサービスなどでもひざ掛けをしている方をよく目にします。
マフラーや羽織りを代用することもできますが、少し大きめのひざ掛けは、お昼寝毛布としても使うことができます。
寒さを控えている敬老の日などには、これから使えるぴったりな贈り物となるでしょう。
足上げクッション・腕まくら
年齢を重ねると、足がむくみやすくなります。
体を動かす時間や筋肉量が減り、循環が悪くなるからです。
あなたも見たことはありませんか?
靴下を脱いだら、ふくらはぎに靴下跡のくぼみがクッキリと残っている足を。
おじいちゃんおばあちゃんにはよくある症状です。
足がむくんでいると、足に痛みや違和感を感じたり、そのせいで転倒しやすくなります。
実は、転倒予防に足のむくみ解消は効果的なアプローチでもあるのです。
独居している・高齢者だけ世帯のお年寄りは、1度転んでしまうと、その後も同じような続けていくことは難しいのです。
高齢者によくある大腿骨の骨折。
これは手術と長期入院を余儀なくされ、最悪そのまま歩けないケースという場合が本当によくあります。
(介護業界ではありふれたケース)
転倒は、本当に気をつけてあげたい怪我です。
日常的にアプローチする方法として足上げがあります。
横になって休んでいる時に足を高くあげることで下肢のむくみを効果的に改善してくれます。
座布団でも使うことができますが、そこはワンランク上の贈り物としてプレゼントしてみてはどうでしょうか?
座布団やクッション
座っている時間が長いと、お尻のお肉が少なくなり骨が床に当たることで痛みを感じやすくなります。
また背骨が曲がり、背もたれに当たると痛みを感じます。
お年寄りは、どんな環境でも座布団やクッションが必要でしょう。
「じゃあ、棉がたくさん入った座布団やクッションをプレゼントしよう!」
それもナイスアイデアです。
しかし中綿が多い座布団やクッションは、体が軽いお年寄りにとっては不安定になりやすく座りにくいものです。
贈り物には、低反発クッションや円座がオススメです。
特に円座タイプは特にお尻に優しく、真ん中がへっこんでいることでバランスが取れやすいです。痔を持っている方も安心して座ることができますね。
使わない時は背当ては枕、足上げにすることもできます。
入れ歯ケース
あなたのおじいちゃんおばあちゃんは、入れ歯ではありませんか?
そんなお年寄りには、入れ歯ケースがオススメです。
入れ歯は、使用しない時間帯は水につけておく必要があります。
なぜかというと、入れ歯は乾燥すると割れてしまうからです。
おじいちゃんおばあちゃんの入れ歯が、洗面台でピンクや水色のケースに収納されている風景を思い出すことでしょう。
入れ歯ケースは、入れ歯を作った歯医者さんに行けばもらうことが出来ます。
しかし、そのケースは青一色、ピンク一色のようなシンプルなデザインがほとんどです。
そんなおじいちゃんおばあちゃんに、可愛いデザインの入れ歯ケースをプレゼントしてはいかがでしょうか。
入れ歯を収納するたびに、あなたのことを思い出して優しい気持ちになることでしょう。
入院中や施設に入所されている場合、食事以外では入れ歯を外していることが多く、その管理は施設側が行っていることがほとんどです。
可愛いデザインの入れ歯ケースは、他の方のケースとは一目瞭然で見分けることができます。
おじちゃんおばあちゃんとお揃いのケースなどもあるので、それも喜ばれるのではないでしょうか?
衣類
普段から、毎日着る服は洗い替えで何枚あっても問題ありません。
まだまだ動ける、元気なお年寄りへはどんな衣類を選んであげてもいいですね。
しかし、高齢になるにつれ、体の可動域(関節など動かせる範囲)に制限が出てきて、伸びない素材や小さめサイズは不向きになって来ます。
また、肌の乾燥や荒れなど症状を抱えることが多く、肌に優しい素材を選んであげたいです。
寝たきりのおじいちゃんおばあちゃんには、介護用など、それぞれの症状や状態に見合った衣類があります。
自分たちで購入する時は、素材や機能にこだわらず、コスパを考えたり価格を見て買いがちです。
贈り物だからこそ、素材や機能にこだわったモノを選び、ご本人とお世話をする方が快適でいられたらいいですね。
下着
年齢を重ねると、おしっこやうんちが、つい漏れてしまうという現象が増えます。
それは老化現象のひとつなので仕方のないこと…。ですが…。
そんな衰えを認めたくなく、いつまでも見栄を張っていたい!という高齢者が多くいらっしゃることが現実です。
あなたのお家のおじいちゃん、おばあちゃんにも、こんなことはありませんか?
「なんかおしっこ臭くない?」「やだ、これ、ウンチじゃない?」
そう思っても、相手の自尊人を傷つけるようで言いにくい…。
そんな時には、下着のプレゼントがオススメです。
衣類同様、症状や問題を解決できるような機能性を設けている下着があります。
デザインもよく、本人の自尊心を傷つけることなく使っていただけるでしょう。
リハビリパンツに抵抗があって嫌だなと思っている方にもオススメですよ。
靴下
先ほども何度か書きましたが、お年寄りは足がむくみがちです。
お年寄りあるあるで、足首やふくらはぎに、靴下のあとがクッキリと残っているという現象があります。
そんなおじいちゃんおばあちゃんには、足首のゴムがゆるい靴下がオススメです。
履き口がゆったりと作られているので、長時間履いていても足首の締めつけが気になりません。
また、履き口が伸びるので自力で着脱することも簡単です。
その他にも、5本指ソックスは足全体で地面を捉えるように意識が向く為に、足先〜全体を使ったリハビリに効果を期待することができます。
指先がくっつかないので水虫予防にも効果的です。
足裏に滑り止めがついている靴下は、その名の通り滑ることを予防します。
フローリングが多い家庭や階段では、靴下を履いて転んでしまうケースがあるので、そういった方にオススメです。
注意点としては、足が不自由な方は、足の感覚を大切にする為に、靴下をはかなかったり、滑り止めが逆効果になる場合があります。
そのような場合は、日常的にどのような靴下を履いているのか知っておくことが大事ですね。
タオル
タオルはどんなシチュエーションでも使うことができます。
一般的に思い描く入浴時や洗面時以外はもちろん、病院や施設などではシーツの代わりとして使うことも。
病院や施設は、シーツ交換の曜日が決まっています。
大きな汚れ出ない限り、だいたい1週間程度同じシーツを使います。
そのため、入院や施設入所中はシーツの上に大判のタオルを敷いていることがあります。
また、タオルは丸めれば足上げや安楽な体勢を保つためのクッションがわりに、肌寒い時の羽織りものがわり、入浴できない時の体拭きなど使い勝手は多様です。
金額は多少高くなりますが、高品質なタオルは、肌触りや使い心地が違います。
使われる側と使う側に優しいタオルを選んでみませんか?
介護用靴やスリッパ
普通の靴と違って、脱ぎ履きのしやすさや歩きやすさに特化している介護用靴やスリッパ。
入院先では、スリッパの持参が求められているし、入所先の施設や、日帰りのデイサービスなどでも靴の持参が必要です。
そういった施設では、一般的な運動靴を履いていらっしゃる方も多いですが、介護用に設計された靴は、使うと同時に自立やリハビリを期待
相手に機能を探して、ぴったりな靴を贈って見てはどうでしょう?
ティッシュやウェットティッシュ
お年寄りは肌が乾燥しやすく傷つきやすいです。
保湿効果があるティッシュがオススメです。
入れ歯洗浄剤
多くのお年寄りが総入れ歯か部分入れ歯でしょう。
一般的な生活では、夜間(睡眠時)は入れ歯を外して水や洗浄剤につけておきます。
入所施設では、食事以外では入れ歯を外しておくことが多く、その際も水に入れて保管しておきます。
※入れ歯は乾燥すると割れてしまうため
その際にポリデントなどの洗浄剤を使うことが多く、これもまた消耗品です。
ボディシートや体拭き
施設入所して入れば入浴できる日は決まっています。自宅で生活しているお年寄りも、毎日は入浴しないという方が結構いらっしゃいます。
そんな時に役立つのが汗拭きシートです。
中には、ドラックストアなどで、専用の体拭きシートがあります。しかし値段が高く枚数もありません。
そんな時には、汗拭きシートがオススメです。敬老の日がある9月は、まだ残暑が厳しい時期です。爽快感のある汗拭きシートは日中のベタつきも解消してくれます。
リハビリパンツや紙おむつ、尿取りパッド
おトイレ事情に問題を抱えてる方には、こういったものも喜ばれます。
リハビリパンツとは、紙おむつとは違って上げ下ろしのできる紙パンツです。
尿取りパットは、オムツやリハパンの中にパットを敷いて、汚れたらパットだけ交換します。
どれも長く使うものではなく、1日に何回も取り替える可能性のある消耗品です。
赤ちゃんのオムツやトレーニングパンツと同じような認識でいいと思います。
値段もメーカーによって異なるので、普段は買わないようなオーガニックで肌に優しいタイプなどがオススメです。
まだまだお元気で自立されている方には、パンツに近い薄型などもあるので、店頭で探してみてください。
赤ちゃんのオムツと似ていたり女性の生理用品と似ていたり、色々な種類があって意外と楽しいかもしれませんよ。
ペット関連グッズ
ペットと一緒に生活をする高齢者をよく見かけます。
元気なうちは散歩をしたりお世話をしたり、それがお年寄りの生きがいとリハビリに繋がります。
しかし自分たちが高齢になるにつれ、自分たちの生活でも大変になりペットのお世話まで手が回らないことが出てきます。
そんな方にはペット関連グッズがオススメです。
例えば、ペット臭を防ぐ消臭スプレーやおもちゃ、動物のためのおもちゃやご飯などが詰め合わせになっている定期便などが喜ばれます。
まとめ
まだまだお元気なおじいちゃんおばあちゃんには、趣味を楽しめるグッズなどもいいですね。
入院や施設入所されているお年寄りには、実用性のあるものや消耗品もオススメです。
自分たちでは買わないような質の高いワンランク上の商品は、本人だけでなく使う側(介護者)の楽しみや快適さにも繋がります。
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