お見舞いの機会は突然訪れるものです。
ここでは、つい忘れがちな病気や怪我のお見舞い金の入れ方や渡し方についてご紹介します。
お見舞金は、旧札を使う
病気や怪我のお見舞い金で包むお金は、旧札を用意しましょう。
新札は、手元にあることが少なく、「事前に用意しておいた」と捉えられてしまいます。
新札しか無い場合は、折り目をつけるなどして対策しましょう。
いくら旧札でも、シワシワボロボロなお札は失礼に当たるので気をつけましょう。
- 【慶事では新札、弔事では旧札】
結婚式や出産などの御祝い行事、いわゆる慶事では新品のお札を使います。お葬式や法事などのおめでたくない行事、いわゆる弔辞では古いお札を使います。 - 【御祝儀袋なのに旧札を使う】
お見舞いの場合、袋は慶事用の御祝儀袋を使いますが、包むお金は旧札(不祝儀の場合と同様)を包みます。 ちょっとややこしいですね。
お札は表向き・上向きに入れる
病気や怪我のお見舞い金で包むお金は、人物の顔が表・上向きで入れましょう。
お見舞いは、一見すると不幸なことと思うかもしれませんが、それは間違いです。
「回復を願う」「元気になって欲しい」と言う前向きなメッセージを込めて、相手がお金を出した時に人物が見えるように封入しましょう。
- 御祝い行事(慶事)は、嬉しいことなので、人の顔が見えるように
- おめでたくない行事(弔辞)は、悲しことなので、うつむいて背を向けている
という風に覚えましょう。
お見舞金を渡すタイミング、渡し方と一言
お見舞金は、①御祝儀袋に入れ→②袱紗に包んで持参し→③袱紗から出して→④最初に手渡します。
御祝儀袋の宛名が相手から読める向き(自分からしたら逆さま)にして渡します。
訪問先であいさつが済んだタイミングが良いでしょう。
- ①お見舞い金は裸で渡さず、必ず御祝儀袋に入れましょう。
- ②御祝儀袋は袱紗に包んで持ち歩くことがマナーです。
- ③相手に手渡す前に袱紗から御祝儀袋を出します。
- ④挨拶が済んだら手渡しましょう。
袱紗がない場合は、シンプルなハンカチやスカーフで代用が可能です。
渡す際には一言添える
お見舞い金を渡す際は、一言添えることが心遣いです。
特に相手が上司や先輩など目上の場合、現金が失礼にあたることがあるので配慮が必要です。
「何にしようかと迷いましたが、御見舞の代わりに…」
「ほんの気持ちなのですが…」
と相手を気遣う言葉を選びましょう。
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