カップラーメンは多くの人の胃袋を満たすお手軽食事として、長年愛され続けています。
それは、入院中の食事シーンでも同じで、
- 入院中に小腹が空いた時
- 入院中で直接ラーメン屋に食べに行くことができない
- まずい病院食の代わり
として、カップラーメンは活躍しています。
近年コンビニで販売されているカップラーメンは、有名店とのコラボやPB(プライベートブランド)、限定発売の商品などによって、消費者から根強い人気を誇っています。
そして、カップラーメンはお見舞いの際の手土産にしても重宝されます。
そこで今回の記事では、
- 入院中の体験談を通して、カップラーメンを食べることについてのあれこれ
- 私が入院中によく食べていたカップラーメンをご紹介
- コンビニ各社で販売されているカップラーメンをあらゆるテーマごとに分類
という3つの内容についてご紹介して行きます。
Contents
入院中カップラーメンが食べたくなる衝動
ご存知の通り、病院食は味気ない上に量も少ないですよね。
それは効果的に治療を進めていく上で、考えられた食事の内容なのですが、多くの方が「まずい」と思っているのも確かです。
特に現役でバリバリ働いていた男性、あるいは食事に対して制限なく飲み食いしていた方などは、ある日突然病院食が始まってもお腹と気持ちが満足しないのです。
お昼ご飯はとんかつ定食そば付き!コーヒーをガブガブ!夜は外食や飲み会続き…
決していい食生活とは言えませんが、だいたいこのようなルーティンの想像がつきます。
入院生活では食事量が決まっています。
当然、食べ足りないし小腹も空きます。
そんな時、つい食べたくなるのがカップラーメンだったのです。
お見舞い品にカップラーメンを持って来てくれた同僚
同僚は、お見舞いに来てくれるたびにカップラーメンを買って来てくれました。
それも、コンビニでしか手に入らないものが多かったです。
病院では、“おなじみ”のカップ麺しか置いていなかったので、そのカップ麺を見るたびに心が湧きました。
そして、それは、他の患者さんも同じだったようで、仲のよくなった患者さんにはそのカップ麺を分けていました。
私の場合は長期入院でした。
お見舞いは、平等ではありません。
独身の方もいらっしゃいますし、ご家族が忙しかったり、境遇は千差万別。
その中でカップ麺は、コミュニケーションツールのひとつになりました。
そもそもカップラーメンって食べてもいいの?
それは、病気の種類や治療の過程などによって異なると思います。
私の場合、 “慢性骨髄単球性白血病” という病気で抗がん剤や骨髄移植を控えていました。
移植の前、食事制限はありませんでした。
何を食べても問題なかったのですが、抗がん剤や放射線の影響から、気持ち悪さや下痢、口腔内のカビなど様々な副作用にぶち当たりました。
しかしカップ麺を食べることは、「まだまだイケる!」という気持ちのバロメーターでもあり、移植を控えた調整が始まるまで食べ続けました。
最終的に「カップラーメンは今日でおしまい」と言われ、諦めました。
移植後は、食事制限(食事の量や形態、塩分・糖分)が始まり、また体調的にもカップラーメンを食べられる状態でもなかった為にしばらくは食べることができませんでした。
それでも、同僚はカップラーメンをお見舞いに持ってきてくれていました(笑)
いつか食べられる日が来ると信じ、常にストックを置いておきました。
カップラーメンは、食事制限がない場合、食べても大丈夫です。
カップラーメンを食べるときに注意した方が3つのこと
入院中は、毎食の食事量がしっかりとチェックされています。
なので、「カップラーメンを食べた」と、いうことをしっかりと伝える必要があります。
カップ麺を食べているのに、ご飯が全部残っていると、“主食を食べなかった”となります。
すると、調子が悪い?と誤解されかねません。
カロリーや塩分の取りすぎも同じです。
カップ麺を食べた際には、しっかりと看護師さんにその旨を伝えてください。
そして、カップ麺を食べる際には、看護師さんや主治医に確認することが大切です。
最後は、周りの状況を気にすることです。
食事の時間、病棟は食事の香りに包まれます。カップ麺の匂いなんてわかんないでしょ?と思うかもしれませんが大間違いです。
カップ麺の強い香りは、病室を抜け出して病棟まで漂って来ます。
がん治療では、その副作用から、においに嫌悪感を抱く人も多くいらっしゃいました。
内科ではなくあまり食事制限がなさそうな外科でも、術前や検査前では絶食の人もいらっしゃいます。
他の方の気持ちに配慮して、談話室などで食べることが気配りです。
付き添いの家族にも重宝される
私は、ありがたいことに、離れた家族がわざわざお見舞いに来てくれることがよくありました。
また、毎日付き添ってくれる家族もいました。
家族には、病院食の提供はありません。
そのようなときに、カップ麺を食べてもらうことがありました。
併設されている売店やレストランもいいですが、毎日だとお金もかかります。
よく食べていたカップラーメン
セブンイレブン限定カップラーメン
私の場合、カップ麺を持って来てくれる同僚がセブンに立ち寄ることが多く、セブン限定カップ麺が多かったです。また、入院先にセブンイレブンの併設がなかったので自分では入手することができないのも魅力のひとつです。
すみれは、濃厚味噌。一風堂は豚骨。龍上海は辛味噌。
ニュータッチから発売されているカップラーメン
何かとニュータッチを選ぶ気持ち、男性ならわかってくれると思うのですが…。
ホームラン軒の醤油味
ホームラン軒は値段も手頃です。特に鶏ガラ醤油は、病院食をメインに食べる時の良きパートナーとして活躍しました。
他の味と違って、あっさりとしていて、あくまでもスープ代わりに。主張しないところが良いところです。
わかめラーメンの醤油味
学生の頃から大好きなわかめラーメン。
他の醤油とは違った、胡椒がきいたような醤油味がとても美味しくてたまに食べたくなります。
わかめラーメンは小さいサイズもあるので小腹が空いた時にもおすすめです。
ラ王
麺が比較的少なめ?で、値段は高め。売店にも常に置いてあり、今日はラーメンが食べたい!という時によく選んでいました。
特に味噌や豚骨味は、味もしっかりしていて食べ応えがあるので満足感があります。
飽きの来ないシーフード
食べ慣れたシーフードヌードル。
いくつか安い類似品があり、いつもならそのやっすいヤツでも良いのですが、こんな時だからこそ、日清のシーフードヌードルを選んでいました。
テーマ①ボリュームたっぷりラーメン 3選
まずはじめに紹介するのは、ガツンと食べたいときに選ぶべきボリュームたっぷりのラーメン3選です。
エースコック スーパーカップ1.5倍 塩バター味ラーメン
価格:210円(税抜)
内容量(麺量):104g(90g)
カロリー(Kcal):453Kcal
味の特徴:特許製法の「バター状ブロック」を活用したことで、ポークやホタテの旨味が利いた塩ラーメンスープに加え、バターによる甘みやクリーミーさが増した本格的なスープが楽しめます。弾力と滑らかさを併せ持つ丸刃の麺と、キャベツ、人参、ネギを加えたシンプルなやくみは、多くの人の食欲をそそるカップラーメンに仕上がっています。
口コミ:
・ベースのスープは美味しい。ただしバターは調整しながら食べるのが吉
日清食品 カップヌードル カレー
価格:193円(税抜)
内容量(麺量):87g(60g)
カロリー(Kcal):422Kcal(めん・かやく:363Kcal、スープ:59Kcal)
味の特徴:ガツンと食べたい時は日清食品のカップヌードル カレーをおすすめします。トロミのあるカレースープとコシのある麺のコラボレーションは格別で、具材もポテトやダイスポーク、ミンチポーク、にんじん、ネギといったカレーに近い具材を使っており、カレー独特の辛味と食欲をそそる味に仕上がっています。
口コミ:
・定番カップヌードルで一番好きなのはカレー
・カレー味は学生時代の思い出です
・カレー味はとろみのあるスープが濃厚で麺によく絡み美味しいです
サンヨー サッポロ一番 カップスター しょうゆ
価格:193円(税抜)
内容量(麺量):72g(60g)
カロリー(Kcal):308Kcal
味の特徴:香ばしいしょうゆとガーリックや黒胡椒などのスパイシーな味わいが特徴のスープは、どこか懐かしく口コミでも「シンプルかつ定番な味」と言われるほど人気の一品になります。麺は丸大豆しょうゆベースの味付けが施されており、喉越しの良い細麺に仕上がっています。
具材も国産豚肉を使用したポークダイスやスクランブルエッグ、えび、ねぎは美味しさを倍増させてくれるため、コスパが最高なカップラーメンです。
口コミ:
・あっさり系醤油味の定番
・懐かしい味であり、王道をいくスープは疲れている時でもサラッと食べられる一品
・外したくない時は迷わずこれがいいかな
テーマ②有名店とのコラボ商品 3選
続いて紹介するのは、各コンビニがラーメンの有名店とコラボして展開しているカップラーメンを3つ紹介します。なかには限定商品も含まれていますので、これを機に各コンビニに足を運び、限定ラーメンを食してみてはいかがでしょうか。
セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 辛旨味噌
価格:200円
内容量(麺量):122g(85g)
カロリー(Kcal):542Kcal
味の特徴:セブン&アイグループで2008年より定番商品として販売している激辛ラーメンの人気店「蒙古タンメン中本」とのコラボ商品(セブンプレミアム)。そのため、他のコンビニでは手に入らない一品。
味噌ベースに唐辛子の辛味、野菜の旨味が凝縮されたスープは、辛い味を好む消費者には最高の味に仕上がっています。今回顧客からのアンケートによって、スープの旨味、麺の量に改良が加えられており、更なる進化を遂げ、“旨辛”を求める人には最高のカップラーメンと言えます。
口コミ:
・無性に激辛物が食べたくなったときに買う一品。熱い中食べると辛さが一際増すものの、マイルドで旨みのある辛さのため最後までペロリと食べれます。
ローソン 無鉄砲 濃厚豚骨ラーメン
価格:200円(税抜)
内容量(麺量):102g(70g)
カロリー(Kcal):403Kcal
味の特徴:京都の有名店である「無鉄砲」監修の超濃厚豚骨ラーメンです。本家の味をそのままに、豚骨を炊き出した風味と、ドロドロとした口当たりを感じられるスープになります。中細でやや縮れのある麺と、トロミのあるスープはしっかりと絡み、噛めば噛むほどムッチリとした食感を感じられます。
無鉄砲の熱狂的ファン“ムテオタ”(ムテ信者)でも納得の味に仕上がっています。
是非一度食べてみてはいかがでしょうか。
口コミ:
・旨みたっぷりの濃厚豚骨スープがたまらなく美味しい
・再現度の高いラーメンに仕上がっている
ファミリーマート 長浜屋台やまちゃん 博多豚骨
価格:258円(税抜)
内容量(麺量):107g(65g)
カロリー(Kcal):367Jcal
味の特徴:福岡・博多で人気を誇る豚骨ラーメン専門店「やまちゃん」監修のファミリーマート数量限定のカップラーメンです。スープは、臭みのない洗練された豚骨スープをベースにマイルドなコクと旨味が表現されており、ノンフライのストレート麺とは相性抜群です。
別途で紅生姜が包装されており、食べ手の好みに合わせて味変をすることもできます。
口コミ:
・長浜の味がしっかり表現されている実力派
・飲んだシメにもぴったりの味に仕上がっている
テーマ③不動の人気を誇るカップラーメン 3選
最後に紹介するのは、各コンビニで販売している不動の人気を誇るカップラーメンを3つ紹介します。一度は食べたことのある商品かもしれませんが、これを機に再度口に運んでみることをオススメします。
日清食品 カップヌードル
価格:193円(税別)
内容量(麺量):78g(65g)
カロリー(Kcal):351Kcal(めん・かやく:327Kcal、スープ:24Kcal)
味の特徴:やはりカップラーメンの王道であり、世界初のカップ麺でもある日清食品の「カップヌードル」
既に多くの人にとって馴染みのあるパッケージと味を提供すること間違いなし。近年スタンダードになりつつあるシーフードやカレー、チリトマトがあるにもかかわらず、ここではあえてベーシックなカップヌードルを挙げました。
具材は“謎肉”こと味付きミンチ、ミンチポーク、エビ、スクランブルエッグ、ネギ、そして味の決め手となるオリジナルスープといたってシンプルなカップラーメンです。
口コミ:
・小さい頃からあるにもかかわらず、いつ食べても変わらない味。すべてのバランスが絶妙。
・どこでも手軽に手に入るのもありがたい。
・いろんな味があるけど、毎日食べるならやっぱり醤油味
東洋水産 マルちゃん 麺づくり 合わせ味噌
価格:193円(税抜)
内容量(麺量):104g(65g)
カロリー(Kcal):351Kcal(めん・かやく・2587Kcal、スープ:93Kcal)
味の特徴:スープはポークエキスベースでコクのある赤白両方の味噌を合わせたオリジナル。麺はスープに合うように開発されたつるッとコシのあるノンフライ太麺を採用しています。
口コミ:
・ノンフライ麺のため、油っぽさもなく、食べやすい
・スープは熱湯を注いでから5分待つだけの価値あり
エースコック わかめラーメン ごま・しょうゆ
価格:193円(税抜)
内容量(麺量):93g(64g)
カロリー(Kcal):338Kcal
味の特徴:ミネラルと食物繊維が豊富に含まれているわかめをふんだんに使ったわかめラーメン。一見シンプルな味付けのようにも思えますが、魚介(いりこや鰹など)の旨味と有機丸大豆醤油を使用したスープ、適度な弾力を持つ麺、香ばしい深煎りごま、メンマ、コーンを加えたどこか懐かしいラーメンに仕上がっています。
口コミ:
・わかめとコーンの相性がいい。わかめの量もたっぷりで食べ応えも十分
・わかめとゴマの香りは相性が良く、食欲を倍増させる効果がある気がする
まとめ
今回の記事では、コンビニで買うことのできるカップラーメンをテーマ別に分類して紹介してきました。
お見舞いの手土産や空腹の際のお供となるカップラーメンは、現在さまざまな展開を見せています。そのため、体調や環境に応じて食べ分けることができるため重宝されるアイテムになりつつあります。
是非これを機に、コンビニに置いてあるカップラーメンに手を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
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