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一筋縄ではいかなかった退院後の医療保険の見直し

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プロフィール
お名前:ゆうこ
出身地:東京都葛飾区
現在の年齢:43歳
保険見直し、再加入の年齢:33歳
あなたとの関係:その他
患者さんの年齢:
病名:脳髄膜炎

闘病記

10年以上前になりますが、主人が脳脊髄膜炎で10日間入院したことがあります。
最初は高熱が出て風邪だと診断されていたのですが、3日も4日も下がらず、吐き気と実際に嘔吐もあり、そのうち歩くのもよろよろし始めたのでこれはおかしいから大きな病院へ行こうと決めたときに、痙攣発作のような症状まで出て慌てて都立病院の救急外来に行きました。
診断結果は「脳脊髄膜炎」で歩行障害も出ているため、ストロイド点滴をする必要があり、そのまま入院になりました。

その時結婚して1年くらいの時期で私は妊娠6ヶ月でした。
当時は体調は安定していましたが、つわりの酷い時期に仕事はやめていたので専業主婦でした。
主人が入院してもお金に関しては会社の傷病手当があり、収入が途切れるわけではないのでその点は安心でしたが、歩行障害があり、もし仕事復帰できないような事態になってしまったらどうしよう…という不安はありました。私は妊婦なのですぐに働くことはできないので、子どもを抱えて両親が無職になったら?などど頭をよぎりました。
ただその不安については治療が順調に進み、1週間後に医師から「歩行障害は残らない」と言っていただいたので払拭されました。

入院時のお金については差額ベッド料のかからない部屋で一日5000円の医療保険に入っていたので、入院費はそれでまかなえると思っていました。ただそれは後で誤算だったとわかりました。主人が入っていた医療保険は古いタイプのもので、入院日額が7日目以降から出るものでした。またベッドで安静にしてひたすら点滴を受ける治療だったので手術などはなく、出るのは入院日額のみです。結果として主人は10日間の入院だっだので、7日目~10日目の4日間、2万円だけしか保険金は出ませんでした。
入院費は約10万円かかったので、出費はかなり家計を圧迫するものとなりました。

入院7日目からの保証の医療保険はあまり使えないことを実感し、退院後落ち着いてから医療保険の見直しを考えました。
その時にはじめて、加入している医療保険をじっくりと確認したのですが、定期保険で5年ごとに保険料が値上がりするタイプのものでした。当時の保険料は月2000円程度だったのですが、年齢が40~50代になると月4000~5000円くらいになり、保障内容を考えると見直しを急ぎたいと切に思いました。

しかしそこでも壁がありました。それはほどんどの医療保険で過去5年以内に入院をした経験があると、加入を断られてしまうのです。5年どころかつい最近入院しているので医療保険の見直しをしたくてもできない、門前払いの状態でした。しかも通院暦も問われるようになっていて、今後1年間は月1回の経過観察に通うことになるため、おそらく6年は一般の医療保険には入れません。なかには病歴があっても加入できる緩和型の保険もあるのですが、それは保険料が通常の倍くらいになるので、それなら今の保険に入っておいた方がまだよいという気もしました。
保険相談窓口にも行ってみたのですが、やはり勧められるのは緩和型の保険で月4000円以上かかるものでした。

いろいろ考えてとりあえず今後6年間は、今の定期医療保険も2000~2500円くらいの保険料なのでそのままにしておいて、6年後にまた考え直そうと思っていたときに、友人に、共済の医療保険で緩和型のものが月1000円で入れると教えてもらいました。その保険は入院日額は1日2000円ではありますが1日目から保障で、さらに手術の保障もあり、告知は「現在入院中、また入院を勧められているか」ということしか問われません。
退院したばかりの主人も問題なく入ることができたので、加入していた医療保険はやめず、追加として加入し、少額ではありますが1日目から保障がある保険に入っているという安心感を得ることができました。
そして長い年月が過ぎた約6年後に一般の終身医療に加入することができたので、定期医療保険と共済は解約しました。

このように退院後の保険の見直しは一筋縄ではいきませんでした。
まず一般の医療保険に5年間は入れないことで、緩和型の保険に入るかどうか悩みました。しかし当時まだ30代だったので、1度の入院がきっかけで緩和型の保険に入ってずっと一生高い保険料を払うことを考えると損をするように思いました。
結果として安い共済保険につなぎで入り、6年後に一般の医療保険に加入できたので、選択は間違っていなかったと思います。

また今回の主人の入院をきっかけに、私の保険も一緒に見直しました。私もよく考えず主人と同じ定期医療保険に加入していて、入院日額は7日目から…という商品でした。当時妊娠中で入れる保険も少なかったので、すぐには見直しはしませんでしたが、出産後に定期保険と同じくらいの金額で、入院1日目から保障の出る終身医療保険に入ることができました。私は特に入院も通院も加入に問題となるような経歴はなかったため、主人の見直しがきっかけで、一歩先に私が見直すことができて、それは本当に良かったと思っています。

入院がきっかけで保険を見直しを考えた方はおそらく私と同じように、一般の医療保険に入れないという壁にぶつかると思います。ただそこで、安心できる保障を求めて高い保険料の緩和型医療保険に入ってしまう前に、ご自分の年齢など考慮して、ゆっくりと検討されることをおすすめしたいです。

どの保険から、どの保険への見直しをしましたか?

アクサ生命定期医療保険→コープたすけあい「V1000」(併用)

オリックス生命 新CURE[キュア]|

見直した保険の良かった点を教えてください

料金や特約など、
加入していた保険と比べて、詳しく教えてください。本文と重複する点があっても可。
コープたすけあい「V1000」
入院直後でも加入でき、月1000円と非常に安価なことがメリットです。
入院日額も2000円ですが、1日目から保障があるので、入院後に保険を見直したいけれど入りたい保険に入れない…という場合のつなぎにおすすめです。

オリックス生命 新CURE[キュア] 条件的に加入できるようになった6年後に入りました。
終身保険で生涯金額が上がらないこと、また保障内容と保険料について他の会社とも比べましたが一番コスパが良かったので入りました。入院や通院に関しては5年後経過すれば告知する必要はなく、加入した時点での通院は花粉症だけだったので、問題なく入ることができました。

あなたのおすすめする保険とその理由を教えてください

オリックス生命 新CURE[キュア] 7大生活習慣病について特に手厚いのが特徴です。
通常1回の入院日額支払い上限日数は60日になっていますが、がんをはじめとする三大疾病については入院支払い日数無制限、また糖尿病や高血圧、肝硬変などについては支払日数を2倍の120日に拡大されています。特約ではなく基準でのサービスなので長期入院の際も安心です。

うれしかったお見舞い品と、その理由を教えてください

スポーツブランドのジャージの上下。
入院時期が11月で寒くなってくる時期だったので、お見舞いでいただきとても助かりました。主人もパジャマより病人っぽくなくて良いと気に入っていました。

病院食のおかずとして用意してよかったものを教えてください

基本食べ物の持込はダメな病院で、入院中はあまり食欲もなかったのでおかずの持込はしませんでした。おかずではありませんが果物くらいは暗黙の了解だったので、りんごやみかんなどは持っていっていました。

暇つぶしとしてやっていたことと、その感想を教えてください

当時発売されたばかりのキンドルを購入し、それで小説や漫画などを読んでいました。紙の本のようにめくる動作をしなくてよいので寝たままでも楽でよかったようです。

役にたった便利グッズと、その理由を教えてください

ペットボトル用ストローが便利でした。入院して一週間くらい絶対安静だったので、コップで飲むのも寝たままではこぼしてしまいそうになるので、キャプのついているペットボトル用ストローを100均で購入しました。

今1番楽しみにしていること、生きていてよかったと思えるようなことを教えてください

10日間の入院後、2週間くらいはリハビリを続けてその後無事に職場復帰できました。高所作業もある仕事なのですが、会社で考慮して下さり半年間は事務作業をさせていただいたので、徐々に回復していくことができました。
退院後3ヶ月で子どもが生まれて慌しく過ごす中で、いつの間にか主人の入院のことは忘れがちになっていましたが、10年経つ今「あの時私も妊娠中で大変だったよね~」と思い出としてよく話題に上がるようになりました。家族3人で健康に暮らしていけることのありがたみを度々思い起させてくれる出来事になっています。

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