注意
この文章や写真を引用や転載する場合はご連絡ください。
勝手な引用や転載は禁じます。

がんは大変だけど、有効な保険とそうでない保険があります(婦人科系がん)

プロフィール
お名前:なな
出身地:埼玉県
現在の年齢:45歳
保険を見直した年齢:33歳
病名:婦人科系の複数のがん・本人

闘病記

▶︎闘病するに当たって、金銭面で不安だったことや実際に困ったこと。
最初にがんになったときには33歳で独身でひとり暮らし、激務の仕事をしていました。貯金がありましたし高額療養費制度があったので入院や手術に関するお金には問題がありませんでしたが、入院期間と合わせて初期の闘病が1ヶ月ほど、その後の抗がん剤で2年ほどかかり、仕事を続けるのは無理で退職してしまい、収入がなくなったことは大きな不安でした。
当時加入していた保険は就職したばかりの頃に普通の保険として売られていた10年ごとに更新するタイプの生命保険で、入院日額5000円という保障は出ましたが、それだけでは最初の手術に伴う入院をまかなう程度にしかならず抗がん剤治療には不向きな保険ですし、最大の不安である働けないことに対する保証にはなっていませんでした。

▶︎闘病中、仕事や家族に関して不安だったことや実際に困ったこと。
いったん退職してしまうと、抗がん剤をやりながら転職することは不可能で、会社がかけていた就業不能保険をもらいながら貯金を取り崩す日が続き、非常に不安でした。結果的にはお金は大丈夫でしたが、寛解しても再発する恐れはありますので不安は解決しませんでした。

▶︎保険の見直しをした理由
寛解後しばらくして再就職をしたころに、ほけんの窓口のような複数の保険会社から見直しをしてくれる代理店にいくつか行って保険の見直しをしました。実際に病気になってみて保険が自分の不安や問題を解決してくれなかったことが最大の理由でした。

▶︎保険の見直しをしてよかった理由
代理店の担当者の方に自分の事情をすべて話し、何が不安なのかも話し、その上で不安を解決するにはどうしたらよいかを相談しました。すべてを解決しようとすると保険支払いが高額になってしまうので、貯金額を考慮しつつ、高額療養費制度など使える制度を使った上で、どうしても必要な保障はなんなのかを確認しながら新たな保険を契約しました。

その後結婚した際に、再度見直しをしました。夫の収入や夫の家族の病歴なども考慮し、さらなる見直しをしたことで夫の死亡で収入が無くなる場合、私のがんが再発して治療と看病とが必要になってしまった場合、などたくさんの場合を想定し、その中で貯金でカバーできるものは保険不要と判断しどうしても必要なもののみ保険をかけるようにしました。

40代になって再発しました。がんについては契約時は寛解したばかりだったのでその時には保障がおりない保険でしたが、年数がたっていたので再発したときには保険がおりる時期になっていました。その点も契約する際に担当者の方が調べてくださって、数年経てば再発しても保険が下りるものを探してくださっていたおかげで保険の対象となったのはありがたかったです。今度は入院や手術だけでなく抗がん剤治療や先進医療にも保険がおりるタイプなので本当に助かりました。実際には入院と手術は1回だけなので貯金でまかなえるため保険は不要なのですが、これを抜きにして抗がん剤や先進医療のみを保証する保険がなかなかなくて、この点は仕方ないと諦めています。

このときにはフリーで仕事をしていたので退職ではないものの収入はゼロとなりました。独身時には収入保障保険をかけていたのですが、結婚して夫の収入もあるのでこの保険は不要と判断して2度めの見直しをした際に保険を解約していましたが、この点も問題はありませんでした。高額療養費制度を超える分の治療をカバーする保障はがん保険でおりましたし、生活は夫の収入で十分ですし、私の収入は余暇で旅行や贅沢をする分だったのですが治療していたら余暇でお金を使う機会もなかったので大丈夫だったというのが結果です。

▶︎同じ境遇の方にアドバイス
まず大事なことは、病気になっても入れる保険はある、ということです。テレビCMなどで言っているような、病気になっても掛け金を多く払えば入れる保険、ではなくて自分の状況を理解した上で、必要なものは何かを明確にした上でそれをカバーする保障を探すということです。病気の状況によってはどうしても加入できる保険がない場合もあるでしょうし、そのときには貯蓄でカバーすることも必要になるでしょう。それであれば病気になったときにすぐ解約できるよう定期預金ではない別の投資方法を考えるとか、利率の良いネット銀行で積立貯蓄をするとか、自分の身の丈にあった準備の仕方をすればよいのだと思います。身の丈って言葉はこういう場合に使うのではないでしょうか。
自分だけで数多くの保険など金融商品を探すのは非常に難しいので、プロの知識をそこに使うのが良いと思います。代理店の方は手数料が良かったり、自分の営業成績が高く評価されやすい商品を勧めてくるのは当然です。そのことも理解した上で複数の系列の代理店にあたってみたり、同じ系列でも別店舗の別の担当者に話を聞いてみることも有効です。こちらが同じ条件を提示しているのに、系列が違うと別の商品を勧めてくることは実際にありました。賢い消費者になって商品を選ぶ必要があると思います。

どの保険から、どの保険への見直しをしましたか?

セゾン生命の定期保険→チューリッヒ生命の終身ガン保険

見直した保険の良かった点を教えてください

がんの病歴があるのにがん保険に加入できたのは大きかったです。契約当初は病歴のある箇所の保障は適用されませんでしたが、年数が経てば保障も可能でした。通常の医療保険のような入院院したとき1日いくらという保障はオプションでつけるかどうか選べますが、これは高額療養費制度がカバーしている部分なので不要と判断しました。とにかくがんに特化している保険です。
通常の医療保険がカバーする保障は、自分は高額療養費制度を使った上で超えた部分は貯蓄でまかなえると判断して不要としましたが、がんについては再発リスクが私の場合は高いですし、抗がん剤やホルモン治療は治療期間は長いものの入院日数は短くて何回も実施することになります。2回めの治療では入院すらせず通院だけでの抗がん剤治療となっていますので高額療養費制度は使えませんし、医療保険でもなかなか難しいです。これをカバーしてくれるのががん保険なのですが、チューリッヒは必要な保障のみに絞って保険料を下げることができる仕組みになっているのが非常に良いと思います。

あなたがオススメする保険と、その理由を教えてください

病歴がある以上、加入できる保険には制限がありますし、保険料が高くなってしまったり保障が下りないこともあるなど問題が多くあるのは事実です。しかし病歴がある人などたくさんいますし、そのような人をすべて排除していたら保険会社も商売あがったりなんじゃないか、と考えて前向きに自分にあった商品を探すことが必要だと思います。それぞれに状況は違うので、合っている保険もそれぞれ異なると思いますし、私が加入した保険は私に合っていただけで他の方にもオススメできるかどうかはわかりません。
言えることは多くの商品を探し、商品の内容を特約も含めて詳細な条件まで勉強し、必要なら保険以外の金融商品も考えた上で自分で決めるということだと思います。プロに教えてもらうと商売ですからどうしても必要以上に保障を積む傾向にあるようなので、その点はプロを信用せずに自分で決めることが肝要です。しかし商品情報を集める時点では素人である自分よりもプロの方にやっていただいたほうが遥かに簡単ですし、無料でやってくれる代理店も多くありますから利用しない手はないと思います。

うれしかったお見舞い品と、その理由を教えてください

長時間お見舞いにこられても疲れるばかりで辛かったです。友人だけではなく家族でもそうでした。かといって一人でいても不安になるので時間つぶしになるものがよかったです。体を起こすことはできなかったのでスマホをいじることが多く、ポケットWiFiが一番役に立ちました。

病院食のおかずとして用意してよかったものを教えてください

病院食はまずいわけではなく味付けが薄いだけです。御飯のお供として時々ふりかけを使う程度でした。

暇つぶしとしてやっていたことと、その感想を教えてください

本を読んだり何か書きものをする体力はなかったので、ひたすらスマホをいじっていました。

役にたった便利グッズと、その理由を教えてください

入院中にいちど病棟のエアコンが故障しました。夏だったので携帯扇風機が活躍しました。

今1番楽しみにしていること、生きていてよかったと思えるようなことを教えてください

2度めのがんがほぼ寛解した状況です。夫と一緒に旅行したりイベントにお出かけしたり飲みに行ったりと普通にすごせることが一番の楽しみになっています。がんとは言っても初期だったので命の危険を感じたわけではありませんのでそれほど重大なことではなく、誰にでも起こりうることだと思っています。
お見舞いを言ってくれる方々の中には、私の病気の状況や私がしてほしいことを考えてくれる人と、ただ親切な自分を演出しようとする人とがいることを知りました。友人や家族にがっかりしたこともありましたが、それも受け止めてこれからの付き合い方を考えれば良いことなので気にしないようにしています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください