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父親の肺癌闘病と母親の認知症

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プロフィール
お名前:かおり
出身地:兵庫県
現在の年齢:54歳
保険を見直した時期:52歳
病名:肺癌(扁平上皮癌)・患者の子供

闘病記

父が病気になり入院治療をはじめた当初はお金のことどころではなく、病気の経過と今後の治療のことで頭がいっぱいでした。
実際に入院生活と抗がん剤治療がはじまり、入院費の請求書をはじめて見たときに「これは大変だと感じました」。
母親が家計を握っていたのですが、医療保険すら加入していませんでした。
我が親ながら情けない気持ちになりました。

しかも父の癌が発覚する1~2年ほど前から、母親は認知症を発症していたらしく貯金を使い果たしている状態でした。

幸いなことにその後75歳になったことで、後期高齢者医療制度のおかげで医療費の負担が軽減しました。
もう1年若かったら…と考えるとゾッとします。

▶︎闘病中、仕事や家族に関して不安だったことや実際に困ったこと。
父は自分の病気を受け入れていたのか?心の中まではわかりませんが、最初のうちはとてもしっかりとしていておだやかに治療に専念していました。
実は大変だったのは母親の方で、お見舞いや付添時に医師との大事な連絡などを混乱させました。
認知症は早期のころは全然普通に見えますし、会話もできます。
元々思い込みのはげしい母は、病気のせいでより扱いにくくなっていました。

辛い抗がん剤治療と入退院を繰り返し、病状も悪化していく父。
そんな父の病状は理解しているはずなのに、優しくいたわることができない母。
結局父の闘病生活はなんとも表現し難い辛くやりきれない1年半になってしまいました。

▶︎保険の見直しをした理由
抗がん剤は高額だと噂には聞いていましたが、実際の金額を知ることで保険の重要さをあらためて感じました。
癌治療や手術にはお金がかかります。
手術できれば完治の可能性は高まりますが、そうでない場合は完治を目指しての治療になります。
治るかどうかもわからない…数カ月延命するだけかもしれない治療です。
しかも、苦しく体力を奪われていく抗がん剤治療はQOLをいちじるしく下げてしまいます。

とはいえ癌を告げられたら、すぐに治療を開始しなくてはいけません。
治療すべきか否か?など、考えている余地もないのが普通です。
多くは医師に進められるまま治療をはじめるのではないでしょうか?

そんな時に、せめてお金の心配はしないですむようにしたい。
お金のことは関係なく、治療するかやめるかの判断ができるようにしておきたい。
父の闘病生活を間近で見て、医療保険の見直しと癌治療について考えるようになりました。

▶︎保険の見直しをしてよかった理由
元々入っていた保険は、終身と入院費や年金がメインの保険内容でした。
高度医療費などはついていたとは思いますが、しっかり吟味して入ったものではありません。

父親が癌になって癌の医療費、治療の方法や病状の経過、入退院から緩和ケアまでの全てを知る事ができたので早急に保険を見直すことに決めました。
入院費だけではなく、手術や高額な医療費をカバーする保険は絶対に必要だと思います。

私は癌治療と認知症と入院費をメインに新たな保険に加入することにしました。
結果、終身保障の医療保険に認知症特約をつけたものと、掛け捨てのガン保険に加入しました。
1年後位に簡単な手術をすることになり、はじめて医療保険の給付を受けました。
数万円のたいした金額ではありませんでしたが、手術費は全額給付していただき助かりました。
病気の時にお金の心配をするのは辛いです。
その心配が無いだけでもとても安心感がありました。

今後も定期的に、最良のものが無いか?見直していこうと思っています。

▶︎同じ境遇の方にアドバイス
父と母が保険にまったく入っていなかったことを知り、本当に情けない気持ちになりました。
健康保険で医療費が返ってくるから必要ない!といって入らなかった母。
75歳以前だったらどうなっていたのか?と考えるとぞっとしてしまいました。

そんなことがあったので、自分は子供に迷惑をかけたくない。
手術や入院のときにお金の心配をしたくない。
そんな心配はせずにすむような保険に入りたいと思いました。

そして主人の保険は生活費も保障してもらえるものがいいと思いました。

現在は気軽に保険の相談ができる窓口がありますし、私はおつきあいのある銀行で保険の見直しをしていただきました。

たくさんある保険の中から、希望にあった保険を専門家の方に紹介してもらえるので、自分で探す手間もありません。
若い頃に入った保険、保険外交員の方にすすめられるまま入った保険などはなるべく早急に見直すことをおすすめします。

特にすすめられるままに入った保険は、是非一度プロの目で確認してもらったほうがいいと思います。
現在の状況にそぐわない保険はたくさんあります。
保険内容をきちんと把握できている人は少ないと思いますので、一刻も早く保険の見直しを行い現在の状況に最適な保険を見つけてほしいと思います。

どの保険から、どの保険への見直しをしましたか?

三井生命MENUX→損保ジャパンひまわり生命医療保険2014・チューリッヒ生命ガン保険

見直した保険の良かった点を教えてください

入院は60日保障、手術、先進医療、介護一時金の給付があり終身保障なので高額医療費がかかる病気には対応できると思います。
入院は1日目から給付金がでることも重要です。

母の認知症を見ていて、自分も心配になったので認知症と診断された場合に給付金がでるものを選びました。
100万円程度なのでたいした金額ではありませんが、迷惑をかけるであろう方へ渡せれば少しは気持ちが楽になるかもしれないと考えました。
遺伝的に心配な疾病があれば、特約としてつけておけば安心だと思います。

ガン保険は掛け捨てなのですが安い掛け金なので入りました。
こちらはもっとお得な商品があれば変更したいと思っていますので、定期的に見直そうと思います。

正直に言うと、治る見込みのない癌になってしまった場合治療はしなくてもいいと考えています。

ただし、根治の可能性がある癌の治療のために絶対に必要だと思い入りました。
特に若いうちに癌になった場合は、保険に入っていないと家計を圧迫するのは目に見えています。
そんな事態は避けたいのでやはりガン保険は必要だと思います。

あなたがオススメする保険と、その理由を教えてください

私がおすすめする保険は、医療保険とガン保険です。

絶対に必要な最低限の保険だと思います。
これに色々な特約をプラスして自分に合った保険にするのがいいのかな?と考えます。

医療費全般を保障してくれるものは、さまざまな手術や入院のときに安心です。
特に40代50代は思わぬ病気になることも多いです。
生活を支える主人が保険に加入するのはもちろんですが、女性は閉経を境に体中に不調が現れてきます。

おそらく女性は男性よりも身体は強くできているので、不調を抱えながらも長生きするのです。
病を抱え長生きするなんて恐ろしいですが・・・。

なので、主人には生活費を特約につけ、女性は介護一時金を保障につけるのがいいと思いました。

保険もニーズにあわせてどんどん変化しています。

簡単に見積もりが出せるものもありますよね?
ずっと同じ保険を一生続けるという時代は終わりました。
入ったら安心。ではなく、マメに見直すことが必要なのだと思います。

うれしかったお見舞い品と、その理由を教えてください

父が喜んでくれたのは、首と肩を温めることができる羽織り物です。

病院食のおかずとして用意してよかったものを教えてください

美味しいパンとはちみつ

暇つぶしとしてやっていたことと、その感想を教えてください

父は読書が趣味だったので、読む本を絶やさぬようにリクエストを聞いて図書館で借りました。

役にたった便利グッズと、その理由を教えてください

入院中はベッドで身体を起こしていることも多く、肩から首が冷えるようでした。
ベストのような羽織り物は、院内を歩く時にはいいのですがベッドの上では着脱が大変です。
毛布のような温かい素材で首と肩だけを保温できるものを見つけたのでプレゼントしたら喜ばれました。

今1番楽しみにしていること、生きていてよかったと思えるようなことを教えてください

父の病気が治っていたら聞いてみたかったですが、代わりに予想したいと思います。

孫の成長を見れること。
美味しい食事が食べられること。
大好きなコーヒーが飲めること。
好きな本を自分で選べて読める事。
自分の足で自由に好きな場所に行ける事。
パチンコができること。
タバコが吸えること。
家族が皆元気で笑っていること。

などかな?と思います。

治療中や緩和病棟ではほとんど食べることができなかったので、大好きなおはぎを好きなだけ食べたい!かもしれません。

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